足を組む癖を直したい人へ! 主な原因・直し方・対処法を教えます!

「足を組む癖を直したいけど、具体的にどんな方法で改善できるのか分からない」といったお悩みをお持ちではありませんか? 足を組む癖があると、骨格がゆがんでしまうだけでなく、健康面や美容面でさまざまな悪影響を受けてしまいます。まずは、普段から足を組まないように気を付けることが必要です。しかし、どんな点に注意するべきか、足を組みたくなったらどうすればよいのかなど、よく分からないことでしょう。

そこで今回は、足を組む癖について詳しく解説します。

  1. 足を組む癖の問題点
  2. 足を組む癖が付く原因
  3. 足を組む癖の直し方
  4. 足を組みたくなったときの対処法
  5. 足を組む癖に関するよくある質問

この記事を読むことで、足を組む癖を直すポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.足を組む癖の問題点

最初に、足を組む癖にはどんな問題があるか見ていきましょう。

1-1.スタイルが悪くなる

足を組むと、O脚になったり太ももがせり出したりしてスタイルが悪くなります。主な原因は、左右の筋肉バランスが崩れるからです。本当にスタイルのよい人は、足を組むことがさまざまな悪影響を与えることを知っています。よいスタイルを手に入れたいのなら、今すぐ足を組む癖を改善すべきです。

1-2.腰痛の原因になる

足を組むと、腰痛の原因になります。足を組む姿勢は、腰周辺の筋肉や骨盤に大きな負担がかかるからです。実際に、足を組む癖がある人は腰痛になりやすくなります。長時間足を組んだ後に立ち上がろうとした際、腰に痛みが走る人も少なくありません。腰痛を予防するためにも、足を組む癖を早めに直しましょう。

1-3.転倒しやすくなる

足を組むと、筋肉のバランスが悪くなり転倒しやすくなります。何もないところでつまずきやすい人は、足を組む癖がある人が多いのです。足を組むことで、片方の筋肉ばかり使われるので、歩き方が左右非対称になります。自分では真っすぐキレイに歩いているつもりでも、いずれかの足に重心が傾いていることが多く、バランスを崩してしまうのです。

1-4.冷え性になりやすい

冷え性になりやすいのも問題です。足を組むと、下半身の血行が悪くなるため、冷えやすくなります。股関節や太もも周辺にはリンパ節や太い血管があり、足を組むことによって圧迫されてしまうからです。普段から冷え性で悩んでいる人は、足を組むと悪化するので気を付けましょう。場合によっては、冷え性に加えてひどいむくみが出ることもあります。

1-5.態度が悪く見える

足を組むと、態度が悪く見えるのも問題です。特に、目上の相手や客人に対して足を組んだまま応対すると、気分を害されることがあるので注意してください。なお、欧米では、日本とは違って足を組むことはマナー違反になりません。足を組むことで、話し相手に対して敵意を持っていないと見なされるからです。しかし、日本では足を組むことにマイナスのイメージを持つ人が多いので、やめておくのが無難でしょう。

2.足を組む癖が付く原因

足を組む癖が付く原因を詳しく見ていきましょう。

2-1.イスが体に合っていない

イスが体に合っていないと、足を組む癖が付きやすくなります。イスが低過ぎると足がもたついてしまい、組みたくなるのです。また、イスが高過ぎる場合も足裏がきちんと床に着かず不安定になるため、バランスを取ろうとして足を組みやすくなります。自分の体に合ったイスを使用していれば、足を組みたくなることもありません。

2-2.姿勢が悪い

猫背だったり左右どちらかに傾いたりして姿勢が悪いと、足を組む癖が付きやすいので注意しましょう。姿勢が悪いと疲れるので、無意識に足を組んでバランスを取ろうとするのです。足を組む癖がある人で、ほかの人から姿勢が悪いと指摘されたことがあるのなら、普段から正しい姿勢でいるように心がけましょう。

2-3.骨格がゆがんでいる

骨格がゆがんでいると、無意識に足を組んでバランスを取ろうとするものです。骨格のゆがみは、筋肉バランスが崩れて凝りや冷えの原因になります。全身が映る鏡の前に立ってみると、骨格のゆがみが分かりやすいでしょう。左右どちらかの肩が下がっていたり、骨盤の高さが異なっていたりなど、何かしらのゆがみを発見できるはずです。本当に真っすぐな骨格をしているのは、ほんの一握りの人だけになります。

3.足を組む癖の直し方

足を組む癖を直す方法を具体的に解説します。

3-1.イスの高さを調整する

イスの高さを調整してみてください。足を組みたくなるときは、イスや机の高さが合っていないことも原因です。イスの高さは、自然に足を下ろした状態で足裏がきちんと着くように調整してください。高さが調整できないイスは、思いきって買い替えることも検討しましょう。体に合わない状態で使い続けると、足を組む癖を直すことができず、体に大きな負担がかかったままになってしまいます。

3-2.両方の足裏を床に着けるように意識する

イスに座ったら、両方の足裏を床に着けるように意識してください。両方の足裏が床にきちんと着いていれば、足を組むことはできません。足裏を浮かしてしまうと、いつの間にか足を組んでしまいがちなので注意してください。まずは、5分間足裏を床に着けたままでいられるようにしましょう。慣れてきたら、徐々に時間を長くしていけば、いつの間にか足を組む癖が直っているはずです。

3-3.矯正グッズを使用する

足を組む癖を直すには、矯正グッズを使用するのもよい方法です。たとえば、以下のようなものを試してみるとよいでしょう。

  • 骨盤矯正クッション:イスに敷いて据わると骨盤が正しい位置に固定されるので足を組みにくくなる
  • 太もも固定ベルト:真っすぐ座った状態で太ももを固定し、足を組めなくする

また、イスに座る際に本を太ももの間に挟むようにすると、足を組まずに済みます。太ももの内側の筋肉を使うので、程よくトレーニングできておすすめです。

3-4.周囲の人に指摘してもらう

周囲の人にお願いして、足を組んだら指摘してもらうようにするのもよいでしょう。足を組む癖は、自分でも気が付かないうちに出ているものです。しかし、周囲の人に指摘してもらえば、自覚できます。もちろん、ずっと見守ってもらえるわけではないので、ほかの対策法と並行して行うことが大切です。

4.足を組みたくなったときの対処法

足を組みたくなったときにおすすめの対処法を詳しくご紹介します。

4-1.ストレッチなどで体をほぐす

足を組みたくなったら、ストレッチなどで体をほぐしてみましょう。疲労がたまっていると、足を組みたくなることがあります。長時間イスに座り続けていると、腰を中心として筋肉が凝り固まり、疲労物質が蓄積されるのです。ストレッチで体をほぐせば筋肉が柔軟性を取り戻し、血行もよくなる効果が期待できます。

4-2.足を組むことのデメリットを想像する

足を組みたくなったら、足を組むことのデメリットを想像してみるのもよいでしょう。足を組むとスタイルが悪くなる、腰痛になる、態度が悪く見えるなど、デメリットを具体的に想像するのです。理想とまったく異なる姿を想像すれば、足を組みたくなくなることでしょう。

4-3.休憩や気分転換をする

休憩や気分転換をするのもおすすめの方法です。足を組みたくなる場合、疲労やストレスたまっていることがあります。ものごとに根を詰め過ぎる人は、体に余分な力が入って姿勢が崩れやすく、結果的に足を組んでしまいがちです。足を組みたくなったら、心身が休みたがっているサインだと考えてください。適度に休憩や気分転換をしたほうが足を組まずに済むだけでなく、作業もはかどるので一石二鳥です。

5.足を組む癖に関するよくある質問

最後に、足を組む癖に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.何十年も足を組んでいるので直せるか不安なのですが?
A.長期間足を組む癖が付いている人も、意識して対策すれば必ず直すことができます。なるべく複数の方法を並行するとより効果的です。

Q.足を組む癖を直さないままでいるとどうなる?
A.骨格のゆがみがひどくなり、ひざや股関節に大きな負担がかかり続けるため、高齢になったときに歩行困難になる可能性があります。また、見た目にもスタイルが悪くなる、腰痛が慢性化するなど、よいことはありません。

Q.女性のほうが足を組む人が多いのでは?
A.確かに、体の構造上、女性のほうが足を組みやすいのは事実です。しかし、足を組みやすいからといって、特にメリットがあるわけではありません。

Q.子どもに足を組む癖を直させるコツは?
A.まずは、なぜ足を組むとよくないのか、きちんと説明することが大切です。子どもでも、足を組むことのデメリットが理解できれば、自分で気を付けることができます。また、足を組むことを注意するときは、強い言葉を使わないようにしてください。子どもの反抗心を刺激してしまい、逆効果になることがあります。

Q.足首だけ交差する組み方なら改善しなくてよい?
A.改善してください。太ももで組むやり方よりも影響が少ないとはいえ、股関節がゆがむ座り方であることに変わりはありません。両方の足裏を床に着けるように意識して、きちんと座りましょう。

まとめ

今回は、足を組む癖について詳しく解説しました。足を組む癖があると、骨格や筋肉のバランスが崩れて、腰痛が起きたり冷え性になったりするなど多くのデメリットがあります。まずは、足を組む癖を直すように努力しましょう。足を組みたくなる主な原因には、イスが体に合っていない、姿勢が悪い、骨格がゆがんでいるなどさまざまです。自分がどんな原因で足を組む癖が付いているのか考え、改善してみてください。

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